お盆旅行、ホテルが高すぎる問題を「ドンキのエアーベッド」と「100均の虫除けネット」で解決した——阿智村・車中泊レポ

お盆の阿智村(長野)、ホテルは高騰で断念。温泉つきホテルの駐車場車中泊コースとドンキのエアーベッドで子ども2人連れの快適な星空旅をコスパよく実現。装備・費用・正直な失敗談まで全部書きます。

お盆に軽く旅行したいね、という話になりました。

でもいざホテルを検索してみると、なかなか覚悟のいるお値段。。ビジネスホテルでも一室2〜3万円はザラで、直前に探したこともあり、4人家族で移動費も含めるとすぐ10万円コースになる。

「子どもたちに今年の夏の体験をさせてあげたい」という気持ちはあるのに、お金がかかりすぎて動けないのもなんか違う。以前の記事でも書きましたが、研究が示すのは「高い体験=子どもが伸びる」ではなく「チャレンジングな経験の質」が大事ということ。だったら知恵を使ってみようか、と。

行き先は長野県阿智村。「日本一の星空」を売りにしていて、夏休みの宿題に星空観察が出ていたこともちょうどよく、標高が高いので夏でも涼しい。完璧な条件が揃っていました。問題は宿だけです。


「温泉つきホテルの駐車場で車中泊」という解決策

調べていると、RVパークという概念を知りました。車中泊ができる場所を集めたサイトがあり、施設付きの有料スポットが全国に広がっています。

阿智村で見つけたのが、温泉施設つきのホテルが提供している「駐車場車中泊コース」。駐車場に車を停め、ホテルの温泉・トイレは自由に使えるというプランです。

車中泊で心配になる問題がほぼ解決されています。

お風呂は?→ ホテルの温泉を使える。トイレは?→ ホテルのトイレを使える。星空は?→ 阿智村なので当然見える。涼しさは?→ 標高があるので夜は窓を開けたら十分。

宿泊費は家族4人で通常のホテルの10分の一で済みました。この一点だけで、今回の旅の「コスパの壁」はほぼ突破できていました。 (駐車スペースと家族全員が宿泊中何度でも大浴場を使える権利もついて、7500円くらいでした)

装備一覧——全部で数千円の追加投資

我が家の車はワンボックスカー。走行10万キロオーバーの中古で買った、お世辞にも新しくはない車です。キャンピングカー仕様に改造するとなると、棚をつけたりポップアップルーフをつけたりで数十万〜数百万円かかる世界。そんな予算はない。

じゃあ最低限の快適さをどう作るか、と考えた結果がこれです。

①ドンキのダブルサイズのエアーベッド(約20cm厚)

これが今回のMVP装備です。厚さ約20cmのエアーベッドで、偶然にも我が家のワンボックスカーの荷室の横幅とほぼぴったり。ダブルサイズと言っても微妙に商品のよってサイズが違ったりするので、お車に合わせたサイズのものを探す必要はあるかもしれませんが、ワンボックス系の車を持っている方は試してみる価値があります。

車の床って荷物を積むための構造なので、凹凸が多い。マットなしで寝ると腰や背中が痛くなります。でも20cmのエアーベッドがあれば、床の凹凸を完全に吸収してくれます。4人で寝ても「床が痛くて眠れない」という事態は回避できました。

②シガーソケット電源のエアーポンプ

エアーベッドを膨らませるためのポンプも用意。シガーソケットから電源を取るタイプを選ぶと、外部電源がなくても現地でサッと膨らませられます。スーパーやホームセンターで手軽に入手できるもので十分です。AC電源で膨らませるポンプもベッドに内蔵されていたのですが、車についているAC電源のワット数を立ち上がりの一瞬超えてしまうようで、安全回路が働いて動作してくれませんでした。(この辺りも出発前に自宅で試しておくほうが安心です)

③100均の「ドアに被せる虫除けネット」

また、盲点になりがちなのが、夏の車中泊で夜に窓を開けると、虫が入ってきます。特に山間部は蛾や虫が多い。窓を全部閉めると暑い。網戸がほしい、と思って100均を探し回ると——ありました。ドアの窓に被せるタイプの虫除けネット

磁石や吸盤で固定するタイプではなく、窓枠ごとすっぽり覆うタイプで、窓を少し開けても虫が入りにくくなります。4枚購入しても数百円。涼しい風を入れつつ虫を防げて、子どもたちも安眠できました。(車のサイズが大きいと100均のものだと少し小さいかもなので、こちらも出発前に一度サイズを確認するのあおすすめ)


正直な感想——「また行きたい」と「もう少し工夫したい」の両方がある

子どもたちの反応は良かったです。星空は本当に圧巻で、夏休みの宿題の星座観察は大充実。天気が曇りで満点の!!とはいかなかったものの「夏の大三角形ははっきり見えた!」という達成感がありました。(天の川は次回の宿題です)涼しい夜の中で、家では絶対できない経験。体験に価格は関係ないというのをあらためて実感した旅でした。

一方で、正直に書くと小さいストレスもいくつかありました。

身長が高い人には向かない可能性があります。ワンボックスでも足を伸ばして寝るには限界があり、大人2人+子ども2人で寝ると窮屈感は否めない。背が高い家族がいる場合は、車のサイズと荷室の長さを要確認です。

大人が夜に動くと子どもが起きる。晩酌したいとか夜に少し本を読みたいとか思っても、車という密室では音が響くし、ライトをつければ子どもが目を覚まします。夜の「大人時間」を楽しみたい場合は向かない旅です。

ゴミ捨て問題。コンビニやSAでゴミを捨てることへの遠慮が常につきまとう。小さいストレスですが、旅の間ずっとゴミ袋を抱えることになります。ゴミ受け入れOKのRVパークを選ぶのが一番の解決策です。


次回やるなら「これを改善する」リスト

今回の経験を踏まえると、次にやるなら以下を改善したいと思っています。

まずゴミ捨て可能なRVパークを最初から条件に入れて選ぶこと。RVパークのサイトにはゴミ処理の可否が書いてあるので、事前確認が必須です。次に遮光カーテン的なもの。後部座席の窓に布や遮光シートを貼れると、朝日で早起きさせられる問題も防げます。車中泊グッズの専門ショップではわりと安価に売っています。そして電動スライドドアの活用。ワンボックスなら電動スライドドアが大きく開くので、ドアを開けたままにしてスペースを広く使う工夫もできそうです。


まとめ

  • 行き先: 長野県阿智村(日本一の星空・夏でも涼しい)。夏休みの星空観察の宿題と相性が抜群
  • 宿泊スタイル: 温泉つきホテルの駐車場を使った車中泊コース。お風呂・トイレの問題はゼロ
  • 必需品3点セット: ドンキの20cm厚エアーベッド(車の横幅とたまたまぴったり)・シガーソケット電源ポンプ・100均の窓用虫除けネット
  • 費用: ホテル宿泊の数分の一。装備の追加投資は数千円程度
  • RVパーク: 全国に増えており、施設の充実度・ゴミ処理の可否などを事前に確認して選ぶのが重要
  • 正直な課題: 身長が高い大人はきつい・大人の夜の行動に制約がある・ゴミ捨て問題

毎回は難しいですが、「お盆のホテル代を節約しながら子どもに非日常体験をさせる」という目的には十二分に応えてくれる旅でした。ゼロから装備を揃えても数千円の追加投資で実現できるので、コスパという観点では圧倒的です。

来年もまた検討する旅の選択肢のひとつとして、我が家のリストに加わりました。